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#ことばの両利きになる
「お水」?「チェイサー」? 外来語のニュアンス|カタカナ語(外来語)編②|逢坂 千紘
こんにちは、逢坂千紘(あいさかちひろ)です。
おかげさまで、当連載『ことばの両利きになる』も第六回まできました。振り返れば短くも長い旅でしたが、いずれの回で書いたことでことばとの付き合いに新たな光が見えたらうれしいです。今回の「外来語」がラストレグになります。
カタカナ語(外来語)編の正編『カタカナ語は時代を反映する諸刃の剣』では、カタカナの効果について考えました。意味がひとつに決まった
カタカナ語は時代を反映する諸刃の剣|カタカナ(外来語)編①|逢坂 千紘
こんにちは、逢坂千紘(あいさかちひろ)です。
「ことばの両利きになる」というホークーレアをめざして、ここまで二個のテーマを四回にわけて書きほぐしてきました。ここで初めましてのかたは、どこから読んでもだいじょうぶな連載にしてありますので、気になったタイトルを入り口にして、ことばのツールバーに入ってみてください。
今回は「カタカナ編」ということで、ものを書くうえで避けては通れないカタカナや外
句読点は呼吸するように?小説にはあえて打たない選択も|句読点記号編②|逢坂 千紘
こんにちは、逢坂千紘(あいさかちひろ)です。
「ことばの両利きになろう」と始まった連載ですが、おかげさまで四回目までくることができました。ありがとうございます。
これまでのおさらいをしておくと、第一回では「重複表現」を元手にして、ことばを重ねたりことばを省いたりする効果について考えました。第二回では「ことばの圧を整える」ために検討したい三要素「語尾・粒度(詳細度)・補足詞」をハンズオンで
「記号」に絶対ルールはない!あるのは便利な互換性|句読点記号編①|逢坂 千紘
こんにちは、逢坂千紘(あいさかちひろ)です。
おかげさまで当連載「ことばの両利きになる」は中盤の三回目を迎えました。
前回までのおさらいとして、まず初回は「重言」や「重複表現」について取り上げました。なりふり構わず指摘されがちな重複表現ですが、ことばが重なることで生まれる変容や含み、あるいは重ねないことで手に入る経済性などを見比べました。
二回目(前回)は、書いているうちにツギハギに
文章が綺麗に整う「語尾」「粒度」「補足詞」のこつ|ことば遣い編②|逢坂 千紘
こんにちは、逢坂千紘(あいさかちひろ)です。
前回の「馬から落馬しちゃいけない?重ね重ね重々に重言を検討」では、重複表現の効果や是非について触れながら、校正の攻守の魅力、制作行程で作品の「圧」を調整する話をしました。
第二回では、その「圧」について、ことば遣いにまつわる具体例を見ながら、詳細イメージを共有してみようと思います。どうかお付き合いくださればさいわいです。
※あくまで私の経験
馬から落馬しちゃいけない?重ね重ね重々に重言を検討|ことば遣い編①|逢坂 千紘
ご無沙汰しております、今月から新連載の逢坂千紘(あいさかちひろ)です。
前回の連載『物書きのための校正教室』からさらに踏み込んでいきますが、両連載の基礎をなしている通奏低音は連載タイトルそのまま「ことばの両利きになる」ことです。
校正という技術に興味がある物書きのかたは、「隙のないことばの使いかた」への関心を温めていると思います。英語にも「impeccability of word(イン