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2016-2018年のウェブ小説書籍化① なろうダイジェスト版禁止、成人向けに広がっていったweb小説|飯田一史
2016年から2018年までも、まとめたほうが流れが理解しやすい。 前回(「2014年&2015年のウェブ小説書籍化」前編と後編)で見たように、2015年までに小説家になろう(以下「なろう」)系とライト文芸が出版市場において確立された。 2016年から2018年にかけては、年齢層的にもジャンル的にも、さらにウェブ小説書籍化の動きが広まっていく。成年向け、児童書、Twitter/Instagram発ポエム・エッセイ、SF、純文学などだ。この章では広い意味での一般文芸「以外
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2011年のウェブ小説書籍化 ウェブ発の作家は「作家」として「文芸」の世界から認知されてもいなかった|飯田一史
電撃小説大賞をめぐるイノベーションのジレンマ ラノベ作家志望の作品の投稿先は、2000年代までは出版社運営の新人賞以外ほぼ選択肢がなかった。だが2010年代にはそれと同等か、人によってはそれ以上にまず「小説家になろう」などの投稿サイトが有望な選択肢となっていく。 2011年には、著者のウェブサイトに掲載して好評を博したものを改稿して電撃小説大賞に応募して銀賞を受賞した和ヶ原聡司『はたらく魔王さま!』が2月に電撃文庫から刊行されている。 前にも触れたが、これは米澤穂信『氷菓
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