マガジンのカバー画像

Web小説書籍化クロニクル

22
運営しているクリエイター

#アルファポリス

2019-2022年のウェブ小説書籍化② 日本のウェブ小説における有料販売の歴史、中国・韓…

日本のウェブ小説サービスにおける有料販売の歴史 2010年代後半に日本にやってきた「北米型チ…

2016-2018年のウェブ小説書籍化① なろうダイジェスト版禁止、成人向けに広がっていっ…

 2016年から2018年までも、まとめたほうが流れが理解しやすい。  前回(「2014年&2015年の…

2014年&2015年のウェブ小説書籍化(後編)「人気に火がつく」状態から「ウェブ小説は…

ウェブ小説に参入した例外的な一般文芸の作家・石田衣良 (前編)で書いたような変化にもかか…

2012年のウェブ小説書籍化 「なろう」系文庫レーベルと複数のテキスト系サービスの出…

「なろう」系専門の「ライトノベル」文庫レーベル・ヒーロー文庫の衝撃 2012年最大の出来事は…

2010年のウェブ小説書籍化(前編) 「エブリスタ」「小説家になろう」「アルファポリ…

↑以前の第六回までの「Web小説書籍化クロニクル」マガジン  ウェブコンテンツ、ウェブ文化…

2000年代後半のウェブ小説書籍化(後編) ケータイ小説以外の動向|飯田一史

 メディア上ではケータイ小説に注目が集まっていた2000年代後半には、ようやくファンタジーの…

2000年代前半のウェブ小説書籍化(後編)|飯田一史

「楽園」での高評価を受けて新人賞投稿に至った米澤穂信『氷菓』 自費出版やモバイルサイトの有料課金モデルではないウェブ小説書籍化の動きは、2001年から起こっている。  たとえば米澤穂信『氷菓』が第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞して角川スニーカー文庫内「スニーカー・ミステリ倶楽部」の第1回配本として10月に刊行された。  米澤によれば、この作品は「オンライン小説の評価サイトに投稿したミステリーがほかの作品と比べて桁違いに評価が良かったため、リライト