あなただけの恋愛+αの新しい組み合わせを見せてほしい|「2022年集英社3レーベル合同コンテスト」池田真理子&塩崎加奈子&齋藤孝太
2021年に開催された「集英社3レーベル合同コンテスト」が今年も開催されることになりました。募集告知の公開に合わせて、3レーベルの編集者の方々にマンガ原作としてどんな小説を求めているのか、そして女性向けマンガの現状について聞きました。
マンガ好きな人にとっては自分の物語がマンガになるチャンスです。応募開始は12月22日から、〆切は2023年4月2日です。
インタビューを読み、自分の書きたいものがどのレーベルに向いているのかを知ってから書きはじめてもまだ間に合います。
「マンガMee」池田真理子さん、「ココロマンス」塩崎加奈子さん、「デジタルマーガレット」齋藤孝太さんにお話を伺いました。
作品の内容を具体的に表して、裏切らないタイトル
――「マンガMee」「ココロマンス」「デジタルマーガレット」それぞれのレーベルのご紹介からお願いします
池田:「マンガMee」は集英社の少女・女性マンガの総合アプリです。雑誌作品のほか、オリジナル作品を掲載しています。オリジナル作品のジャンルは様々で現代ものが多いです。
アプリ自体の読者層は他の媒体より十代と二十代も多いのが特徴ですが、各年代の読者がいて、現状のエブリスタ原作のコミカライズ作品も幅広い年代の方に読まれています。
塩崎:「ココロマンス」はレーベル名からも想像できると思いますが、現代もののラブストーリーが中心で大人の女性が楽しめるような性的な描写がある作品が多くラインナップされています。
読者層は二十代以降でしょうか。性描写もあり少し刺激が強めなので、あまり学生向けではないかもしれません。
齋藤:「デジタルマーガレット」は女性向け無料配信漫画サイトです。サイト配信後に話売り電子書籍として電子書店・漫画アプリに有料配信しています。
現在配信中の作品の七割はコミカライズ作品で、その多くが中華後宮や西洋、異世界を舞台としたロマンスファンタジーです。11月からは「桜のような僕の恋人」をはじめとした青春ファンタジーも複数作品始まりました。今現在女性読者に支持されているジャンルに、積極的に取り組んでいます。
読者層に関しては、配信先電子書店・アプリのカラーやジャンルごとに年齢や趣向で決まっている印象です。
――皆さん今までずっとマンガに携われてきたと思うのですが、今までのご経歴や担当されてきたマンガ作品などを教えてください
池田:私は入社以来ずっと少女マンガで編集をやっていて、「別冊マーガレット」で学園青春ものを担当していました。椎名軽穂先生の『君に届け』や咲坂伊緒先生の『アオハライド』などを担当させていただきました。そのあと「ココハナ」、「マンガMee」に異動しました。
塩崎:私は十年ほど女性マンガ雑誌「ココハナ」に所属しています。「ココロマンス」は「ココハナ」の編集部員が担当することが多いです。
担当作品には吉住渉先生の『ママレード・ボーイ little』があります。2018年に桜井日奈子さんと吉沢亮さんW主演で『ママレード・ボーイ』が映画化されて思い出深いです。
美森青先生の『抱きしめて ついでにキスも』は比較的若い読者さんに人気です。「ココロマンス」だと晴瀬リン先生を担当していて、エブリスタの猫田けだまさん原作『この恋はまやかし』をコミカライズしました。現在四作目の『性欲つよすぎ彼と朝まで××』を連載中です。
――『性欲つよすぎ彼と朝まで××』はタイトルがわかりやすくていいですね
塩崎:作品の内容をタイトルがはっきり示していて、このままの内容で読者を裏切らないものになっています。
――作品のタイトルをつけるときはどんなことに気をつけていますか?
塩崎:内容がイメージしやすいものをタイトルにつけるようにしています。エブリスタ原作の作品のタイトルは少しふわっとしているかもしれないですね。
池田:そうですね。タイトルからストーリーの雰囲気は想像できるのですが全体的に少し抽象的なものが多い印象があります。おすすめされて読んだらおもしろいものが多いです。具体的なもののほうが私たちは注目しやすいんですが、エブリスタの読者さんはそれだと読み始めにくいのかもしれませんね。
齋藤:私は入社以来二十年ほど青年漫画誌「ヤングジャンプ」編集部に在籍していました。ラブコメや食漫画、GANTZのスピンオフ漫画など担当した作品のジャンルは幅広かったですね。
12月に実写映画版が公開される中村光先生の「ブラックナイトパレード」は連載開始から現在まで担当しております。
また、増刊誌「アオハル」の立ち上げなども経験した後、2018年の「マンガMee」編集部設立時に異動して初めて女性マンガに関わることになりました。女性アプリ漫画の開発に二年携わった後に、「デジタルマーガレット」編集部を新たに始動させる編集長となり三年目になります。
――新しいものを作るたびに齋藤さんが呼ばれている感じですね。青年誌にずっといて、現在は女性向けの作品を作るようになって変わったことはありますか?
齋藤:マンガMeeに異動した際に、池田さんをはじめとした女性漫画編集者に読むべき女性向け作品や「王道少女漫画とは何か?」など取材しました。
それを踏まえた上で女性向けデジタルコミックの作りを考えてみたのですが、「話形式」で読み進めてもらう点ではそれまで私が携わってきた週刊連載漫画の作り方と重要なポイントは同じであることに気づきました。
――「話」形式で読んでもらうのであれば、従来の紙とデジタルマンガの作り方は変わらないのでしょうか?
齋藤:毎話必ず①見せ場がある②ラストに強い「ヒキ」がないと続きを読んでもらえない、買ってもらえないという点で共通していると思います。
――集英社の少女・女性向け総合マンガ投稿サイト「マンガMeets」を見ると編集者一覧でプロフィールが出ています。各編集者さんのアイコンと紹介文があり、応募する人には身近に感じられます
池田:他社さんの同様サイトでも同じような取り組みがされていますが、今はTwitterで編集の人となりをつかんでから仕事をしたいという方も多いので少しでもそういう助けになればと思っています。
このマンガはなにを楽しむのかを第一話で理解してもらう
――去年開催された「集英社女性向け3レーベル合同マンガ原作大賞」の応募原稿を読んでみた感触はどうでしたか?
池田:以前にエブリスタ作品を読んだときには夢小説やケータイ小説などが流行っていた印象がありましたが、応募原稿には現代を舞台にした大人恋愛などが多くあり、エブリスタさんには大人な書き手がこんなにもいらっしゃるのかと思いました。ジャンルもファンタジーや中華も異世界もOLものもありました働く女性が主人公など様々ですし。
今コミカライズしている『モラルハザード』など恋愛だけではない、女性の直面する問題や本音を代弁するようなテーマがあり、その切実さもリアルで読んでいておもしろかったです。
――エブリスタに書いている作家さんたちと今回お話を聞かせてもらっている3レーベルは読む方も書く方も重なっている部分がありそうです
池田:集英社の少女・女性マンガの読者も、東京だけでなく日本の各地に住み恋愛やリアルな女性のエンタメが好きな方が多いと思うのでその辺りが近いのではないかと思います。
――コミカライズ原作となる小説を書く際に気をつけてほしいことはありますか?
池田:コミカライズをしたいと思う小説は登場人物のキャラクターが強い作品です。
マンガは小説よりもキャラクターを早く掴む必要があるので、意識していただきたいです。
また、アプリ掲載では数ある作品の中から、その後も読み続けようと思う冒頭の掴みのエピソードが大事になります。小説は読み進むと盛り上がってくるものも多めかもしれません。
――確かに小説は人間関係や設定の描写からはじめて少しずつ展開していくものが多いかもしれません
池田:コミカライズする時には最初から展開していくように改変をご相談させていただく場合もあります。マンガ連載は出し惜しみしないで一番最初にいいところを持ってくることも大切です。
一話目からしっかり掴みがあって読者が先が気になるものがいいですね。
――冒頭で事件が起きたり、この先はどうなってしまうのか、このキャラクターは何なんだと思わせるものでしょうか?
齋藤:まさにそういうことだと思うんです。一話目でこのマンガはなにを楽しむのかが全部入っているかどうか。
「マンガMee」の作品『サレタガワのブルー』や『鬼獄の夜』を例に出すと、『サレタガワのブルー』は主人公が夫で妻のほうが浮気をするんですが、いかに「アイコパス」(原作ファンからはサイコパスと妻の藍子を掛け合わせた呼び方)を倒すかというか、彼女が不倫していることを断罪するかというのを楽しむために読んでいくんだなと最初にわかるようになっています。
――最初の引きをどう作るのか。そしてその作家さんならではのものがほしいということですね
塩崎:何を楽しんで読んでいくのかが端的に表現できて入っていると続きをどんどん読んでもらえます。
――出てくるキャラクターの書き込みはかなりしたほうがいいのでしょうか?
塩崎:書き込みがしっかりされているキャラクターだと作画の人が作りやすいというのもあります。作家もいろいろと好みがあるので、このキャラを描いたり膨らませていくことに興味が出やすいものであるとその原作をやりたいということに繋がりやすいです。
齋藤:主人公以外のサブキャラがフックになってコミカライズ検討に繋がることもありますね。最近編集部では、「滅竜騎士」という竜退治専門の老騎士が出てくる投稿作品が話題になりました。キャラの魅力をビジュアルとしてイメージしやすいネーミングや描写があると作画家にとってもコミカライズしやすいですね。
――自分の書いた小説がコミカライズされるときに、いろんな設定の変更が起きてしまうことはわりとあるのでしょうか?
池田:キャラクターの設定は原作者さんも大事にしていて、物語の根幹なので大幅に変更することはないですね。
齋藤:構成の入れ替えをすることはありますね。中華後宮作品を例にすると、原作では冒頭一章の舞台は主人公の地元で彼女の境遇や性格、国の事情の説明→二章で後宮入りして本格的にドラマが開始する場合、コミカライズ版では二章から開始し、一章に当たる部分は回想で随時入れていくなどの改変をする場合はあります。が、キャラクターの性格や舞台の大幅な変更することはほとんどないです。
塩崎:設定に関してはお二人が話された通りです。「話」売りの形式で一話目が無料で試し読みという形が多く、読者は一話を読んでおもしろかったら次を買って、となるのでまずは出だしがおもしろくなるよう意識してほしいです。
ネームを作る時には一話を買ってくれた人が満足できるような盛り上がりを作ることと、次を買いたくなるような引きを作るというのは絶対に考えます。原作小説だとなるべくエピソードがたくさんあるといいですね。大枠は最後に向かって盛り上げていくけど、章立てとかで一章一章に盛り上がりをつけてもらうとコミカライズの原作としては選びやすいかなと思ってます。
マンガの主人公は読者が信用できる(共感しやすい)キャラクター
――「マンガMee」で連載中のエブリスタ原作の『モラルハザード』『大人の初恋始めました』などの反応はどうでしょうか?
池田:『モラルハザード』も『大人の初恋始めました』も非常に反応がよくて、コメントを見ていると、先が待ちきれずエブリスタさんに原作を読みにいき、結末を知ったが、たのしく読んでるという方もたくさんいます。
原作の作者さんには詳細なキャラクターシートをいただくのでとてもイメージがわきやすいです。人気のため、原作にはないオリジナルのエピソードの制作についても原作者さんにご協力してもらいさらにマンガも盛り上げていただいてます。
――この二作品はタイトルがわかりやすいですね
池田:『大人の初恋始めました』のほうは原作から改題させていただいています。『モラルハザード』は原作そのままのタイトルです。
――応募する際には内容がわかりやすいタイトルにしたほうがいいでしょうか?
塩崎:マンガはタイトルで選ぶ人が多いので、わかりやすいものがいいかと思います。
――応募原稿を見るときに、特に留意する点はどういったところでしょうか?
塩崎:「ココロマンス」だとエロい展開を入れたいので、ちょっとしたキスシーンでもいいんですが、そういうシーンを入れる余地があるかどうか。展開を膨らませられるところがあるといいですね。
池田:マンガにした時の絵が浮かびやすいですね。あとはお話したようにキャラクターがハッキリしているかどうかも注意しています。
文章としても読みやすい作品のほうがマンガにもしやすいと思ってます。ファンタジーの設定が特異すぎる場合も絵が浮かびにくいです。
――エンタメ小説で売れているものだと映像が浮かびやすいものが多い印象があります
池田:実写化したときのイメージをもって、マンガを描く人も多いので、小説でも試してみてもいいかもしれません。
齋藤:小説としての面白さや魅力が、コミカライズでは発揮しにくいタイプの小説もあります。例えば、複数主人公の視点で進む群像劇であったり、主人公の善悪や好き嫌いの価値基準の曖昧さが魅力である作品は一人の主人公への共感前提で読み進めることが多いマンガでは「自分には関係ない」と読者判断されて読まれなくなってしまうこともあります。基本的には読者が理解できる&興味が持てる主人公からを中心にして、その主人公の魅力や活躍を見せていくために恋人や敵・ライバル、仲間を出して主人公の物語を進めていくとコミカライズしやすさにつながるように思います。
――マンガだと小説よりも主人公に共感してもらわないと読んでもらえない
池田:マンガを読んでいて、主人公が王子さまみたいな男性キャラに愛されていても許せるかというか、そういう意味で彼女に共感したり応援できるか。もちろん欠点があってもその思考が理解できればいいんです。わかることとあるあるという面の共感がどうしても必要になります。
男性キャラは少女マンガや恋愛マンガでもリアルにみせかけた現代ものだとファンタジー的男性というか、やっぱりこんな男性がいたらいいなっていう魅力が出ているといいです。
――応募する際にはマンガをどのくらい意識したほうがいいのでしょうか?
齋藤:マンガやアニメが好きで、イメージをしながら書いている方もいらっしゃいますし、もちろん小説としての面白さを追求している方も一方で多数いらっしゃる。
形式としては確かに話形式の小説の方が、コミカライズ連載の構成イメージはしやすいと言えますが重要なのはキャラクターや世界観、設定や出来事にその作品ならではの面白い要素や解釈があることだと思います。
恋愛関係+α(恋愛以外の要素)の新しい組み合わせ
――各レーベルで求める作品像や出会いたい作家像を教えてください
池田:「マンガMee」は十代の読者も多いので、青春SFジャンルも欲しいです。書き手の皆さんの十代と、今は違う部分もありますが、十代の頃の気持ちとは通底している部分もあるはずです。文化のディティールは取材をすれば、今の十代が読んでも違和感のないような作品は書けると思います。あの頃の自分に贈るような気持ちで書いていただくのもいいかもしれません
塩崎:「ココロマンス」は恋愛ものがメインです。恋愛って感情の揺れが一番大きいジャンルだと思うので、心が震えるような情感たっぷりのものが読みたいです。あとラブストーリーってオーソドックスですけど、今の考え方や男女観がしっかり入っているほうが読者には響きますし、今っぽさみたいなものがあるといいです。
齋藤:「デジタルマーガレット」は女性向け人気ジャンルを幅広く取り扱っています。現在の人気作品はめちゃコミック先行配信のTL『たっぷりのキスからはじめて』、シーモア先行配信の弊社シフォン文庫コミカライズ作品である中華後宮恋愛もの『龍王の寵愛』。11月からはLINEマンガ先行でエブリスタさん原作の『放課後図書室』『きみが明日、この世界から消える前に』、弊社原作『桜のような僕の恋人』『この恋は世界でいちばん美しい雨』の4大王道青春恋愛&ファンタジーの連載が始まっています。
加えてニコニコ静画で異世界ファンタジーコミカライズ作品を集めたサイト「異世界マーガレット」も12月からオープンします。ジャンルに応じて、適切な電子媒体で作品をアピールできるのがデジマの特徴です。
――今話題になっているドラマ『silent』のような耳が聞こえない相手との恋愛作品などは昔からありますが、コロナが流行ってからのマスクで口元が見えないということや、現在におけるコミュニケーションの難しさも考えせられる部分があって非常に現在的だと感じます
塩崎:そうですね。枠組みは王道でもその中に今を感じるエッセンスが入るといいです。
齋藤:今のお話にも重なるんですが、ほんとうに新しいものってあまりないような気がしています。恋愛関係+αのある作品が大事かなと思っています。+αというのは恋愛以外の要素ですね。勝負(ゲーム性)・ドラマ軸があると恋愛以外のヒキが作りやすく、毎話なにを楽しみして読むかが明快になります。こういう発想ってなかったかもという組み合わせがあるとよりうまく読者に届いて伝わっていくのではないでしょうか。
――最近だとこの組み合わせは新しいなと感じた作品はありましたか?
齋藤:『誰か夢だと言ってくれ』は「別冊マーガレット」で4コマギャグを描いていた作家さんが、学園もののフォーマットで男の子同士の恋愛を描いていて、さらにファンタジー的な仕掛けが用意されています。今までありそうでなかった作品なので広く読まれているのではないかと思います。
――ほかにもありそうでなかった作品はありますか?
齋藤:『花火は醒めない夢をみる』は通常の異世界ものと逆パターンで悪役令嬢が現代の女子高校生に転生します。こちらも学園恋愛といじめ、というセオリーを踏襲しつつ、そこに悪役令嬢を持ってくるというのが、りぼんの中心読者層である小五から中一までの女の子に非常に刺さり、人気を取っています。
どちらの作品も、コアなファンから一般の漫画読者にジャンルが拡がっている好例のように思います。
――フックができることで読まなかったジャンルにも手が出しやすくなるんですね
齋藤:王道の展開やジャンルに+αのアイデアを加えると、ファンにとっては新しい要素として楽しめるし、一般層にもわかりやすい漫画として楽しんでもらえると思います。漫画原作も、+αとしてアイデア自分ならではのオリジナル発想を大切にして書いてもらえるとうれしいです。
流行っているものを見て自分に足りないものを知ろう
――今後注目しているジャンルや編集者として気になっているものはありますか?
池田:青春SFがもっとあってもいいなと媒体としては思っています。
ジャンルというよりは見たらおもしろかったみたいなものが私自身は好きなので、これは見たことがなかったというものや新しい発想であったり、このアイデアは前にないぞというものが見たいし読みたいです。
塩崎:韓国ドラマが好きでよく見ているんですが、完成度の高いエンタメは癒しになるなと思います。
――韓国ドラマやK-POPが一般化してから少女マンガにも影響や変化はあったりしましたか?
池田:髪の毛の分け方とかピアスなど外見を取り入れている漫画家さんはいらっしゃるようです。
塩崎:流行っているものを見るっていうのがけっこういいのかもしれないですね。新人のマンガ家さんでも今売れているものを読んだ方が、読者の方々がどういうものを求めているかがわかるし、自分に足りないものが見えたりするので人気があるものを無理のない範囲で楽しんでみるといいかなって思います。
――ほかのマンガ原作新人賞と比べてこの3レーベル共催の賞の売りがありましたら教えてください
池田:3レーベルそれぞれに特徴があり、かつ女性ジャンルをほぼ網羅しているので、いろんな作品を受け入れる幅は広いとおもいます!
――最後に、作家志望の書き手に向けて、メッセージがあればお願いします
池田:たのしく書いていただいた作品を、コミカライズして、さらに多くの読者に広げられたらと思います。奮ってご応募ください。
塩崎:書きたいものを書いてほしい。どういう人が読むのか、読み手を楽しませるみたいな視点があるとよりいいのかなと思います。
齋藤:現在デジマでは異世界ファンタジー作品の開発に注力しています。人気のあるジャンルだからこそ、そこに「ありそうでなかった」解釈や展開、アイデアを加えた作品の応募をお待ちしています!
(インタビュー・構成:monokaki編集部、写真:鈴木智哉)
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