monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

エブリスタが運営する物書きのためのメディア「monokaki」です。 小説の書き方、おもし… もっとみる

monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

エブリスタが運営する物書きのためのメディア「monokaki」です。 小説の書き方、おもしろい小説を書くコツなど、頭の中でくしゃくしゃになった原稿用紙をふたたび開き、物語の「つづき」に取り組みたくなる記事を提供。 毎週火曜・木曜更新。 https://estar.jp/

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あなたに「アイディア」の見つけ方を教えてくれる本|パトリシア・ハイスミス著『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』|monokaki編集部

こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。 「小説の書き方本を読む」の第十回です。前回の保坂和志著『書きあぐねている人のための小説入門』では小説を書くということ、人間を書くということ、そしてストーリーとは何かを考えている人には参考になったのではないでしょうか。 この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所があれば、ぜひ記事を読むだけではなく、書籍を手に取ってもらえればと考えています。 第十回はパト

    • 書くこと、楽しむこと、公開した作品は完結させること|西原衣都 インタビュー

       8月3日からMBSをはじめとする各放送局で放送開始されるドラマ『結婚予定日』。この作品は西原衣都原作×ムノ漫画でマンガアプリ「マンガBANG!」で連載中の作品の映像化であり、元々は西原氏がエブリスタに投稿していた小説が原作となっている。  原作者である西原氏にご自身の作品や創作に対する向き合い方、さらにはコミカライズやドラマ化された作品について、メールインタビューでお答えいただいた。 一人で書き始めた不安を相談できる場所がエブリスタだった——これまでの読書体験や創作体験に

      • キャラクターと話のキャッチーさがタイトルに表れる|「講談社女性コミック9誌合同マンガ原作賞」白土美帆子&川崎萌美&間陽

         講談社の女性向けコミックレーベル9誌が合同開催! 主に女性読者が楽しめるマンガ原作を幅広く募集します。  今回の募集の告知に合わせて、メインで作品を募集している3レーベルの編集者さんに、各レーベル毎の特徴やターゲット層だけでなく、コンテストでどんな作品を求めているのか聞きました。このインタビューを読むとどんな作品が求められているのかわかるはずです。興味が湧いたら書いて応募してみませんか? 応募開始は8月1日から、〆切は10月31日です。  今回は「パルシィ」の白土美帆子さん

        • 自分の書きたいものを書きたいという気持ちが強かった|梅澤夏子 インタビュー

           7月7日から日本テレビ系列でドラマ『癒やしのお隣さんには秘密がある』の放送が始まる。この作品は梅澤夏子原作×嶋伏ろう漫画でめちゃコミックオリジナルで連載されているマンガの映像化であり、元々は梅澤氏がエブリスタに投稿した小説『癒やしのお隣さん』が原作となっている。  原作者である梅澤夏子氏にご自身の小説やエブリスタで書こうと思ったきっかけ、さらにはコミカライズやドラマ化と広がっていく作品について、メールインタビューにお答えいただいた。 エブリスタの小説に熱中したのがきっかけ

        あなたに「アイディア」の見つけ方を教えてくれる本|パトリシア・ハイスミス著『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』|monokaki編集部

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          文章力を左右する語彙力|monokaki編集部

           こんな惹句が添えられた本が、本日日本文芸社から発売された。現役の小説家である秀島迅氏によって書かれたこの本のタイトルは『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』。  「文章表現は語彙力が9割」と題された冒頭では「”ヒトゴコロ”を描き切る」「”人間臭い”描写技法」「外見・動作・声質の特徴出し」「名作とは語彙力の賜物」の4つのパートでわかりやすく解説されている。そして、本編は6つのパートに分類されており、自分が知りたい語彙についてより簡単に見つけやすいものとなって

          Webから応募できる小説新人賞まとめ|2023年下半期|monokaki編集部

          コロナパンデミック(感染拡大)が世界的におさまりつつあり、この期間に新しく生活に根付いたものとそれ以前のものが融合して新しい常識になったりしていきました。時代というものはほんとうに変わるものだなと強く感じます。 皆さんはお元気でしょうか? あっという間に時間は過ぎていき、すぐに2023年下半期がやってきます。 上半期に小説が思うように書けなかった(読めなかった)という人もたくさんいるのではないでしょうか。こんな時は心機一転、新年に向けて執筆目標を立てて、次に進みましょう!

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          子どもが本と仲良くなる最初の一冊を書いてみませんか?|「ポプラキミノベル小説大賞」 門田奈穂子&斉藤尚美&松田拓也

           2021年3月に創刊し今年で3年目に突入したジュニア文庫レーベル「キミノベル」。去年に引き続き今年も「ポプラキミノベル小説大賞」が開催されることになりました。  募集の告知に合わせて、どんな作品を求めているのか、現在のジュニア文庫の現状について聞きました。  小学4~6年生までがメインターゲットのジュニア文庫。謎解き、バトル、恋愛、ホラーなど広範囲のジャンルのエンタメ作品が刊行され、これをきっかけに本好きになる可能性が非常に高い本読みの入り口のひとつになっています。応募開始

          子どもが本と仲良くなる最初の一冊を書いてみませんか?|「ポプラキミノベル小説大賞」 門田奈穂子&斉藤尚美&松田拓也

          第四回氷室冴子青春文学賞スピーチ|monokaki編集部

           第五回「氷室冴子青春文学賞」の募集が開始された。次回の応募を考えている人、氷室冴子青春文学賞に興味のある人に、ぜひ読んでもらいたい記事をお届けする。  以前にも第二回受賞者たちの授賞式スピーチをご紹介したが、今回の記事では選考委員である久美沙織さんと柚木麻子さんと朝倉かすみさんの感想と受賞者さんへのコメント、そして第四回の大賞受賞者である平戸萌さんのスピーチを掲載。受賞者の小説へかける想いがつまった授賞式の臨場感を味わってほしい。 審査員の感想と平戸さんへ一言<選考委員:

          第四回氷室冴子青春文学賞スピーチ|monokaki編集部

          今ここでやらなかったらこの先やれる機会は一生ない|ウェルザード インタビュー

           エブリスタで2011年から2014年にかけて『カラダ探し』全四部作を投稿し、2013年から2015年にケータイ小説文庫として書籍化。2014年から2019年まで村瀬克俊によるコミカライズが「少年ジャンプ+」にて連載、その漫画版に準拠したWebアニメが配信され、2022年には橋本環奈主演で映画化されるなど、小説だけでなくさまざまなジャンルで『カラダ探し』はメディアミックスされて展開していった。  時代を代表するホラー小説となった『カラダ探し』。小説投稿サイトの黎明期から書き続

          今ここでやらなかったらこの先やれる機会は一生ない|ウェルザード インタビュー

          あなただけの恋愛+αの新しい組み合わせを見せてほしい|「2022年集英社3レーベル合同コンテスト」池田真理子&塩崎加奈子&齋藤孝太

           2021年に開催された「集英社3レーベル合同コンテスト」が今年も開催されることになりました。募集告知の公開に合わせて、3レーベルの編集者の方々にマンガ原作としてどんな小説を求めているのか、そして女性向けマンガの現状について聞きました。  マンガ好きな人にとっては自分の物語がマンガになるチャンスです。応募開始は12月22日から、〆切は2023年4月2日です。  インタビューを読み、自分の書きたいものがどのレーベルに向いているのかを知ってから書きはじめてもまだ間に合います。  

          あなただけの恋愛+αの新しい組み合わせを見せてほしい|「2022年集英社3レーベル合同コンテスト」池田真理子&塩崎加奈子&齋藤孝太

          Webから応募できる小説新人賞まとめ|2023年上半期|monokaki編集部

          時間はあっという間に通り過ぎていくとこの所前よりも強く感じるようになりました。コロナパンデミック(感染拡大)以降の世界とそれ以前ではいろんなものが変わったことも関係しているように思えます。 皆さんはお元気でしょうか? 気がつけば今年も11月の後半となり、残すところ一カ月です。すぐに2023年がやってきます。 2022年は小説が思うように書けなかった(読めなかった)という人もたくさんいるのではないでしょうか。こんな時は心機一転、新年に向けて執筆目標を立てて、次に進みましょう!

          Webから応募できる小説新人賞まとめ|2023年上半期|monokaki編集部

          ものかきが育てた文房具。デジタルメモポメラ「DM250」インタビュー|monokaki編集部

          プロの作家に熱狂的なファンが多数いるというガジェット、それが「ポメラ」。前機種「DM30」から4年ぶりの新機種「DM250」が7月29日に発売になりました。発売が発表されるやいなや、SNS上では「ポメラ」ユーザーたちを中心に「DM250」へ多くの期待の声が挙がり、人気の高さを改めて証明しています。 「ポメラ」はインターネットに接続できない、文章を書くことに特化したデジタルメモ。2年前に「monokaki」編集部は販売元の文具メーカーであるキングジムさんにお話を伺うことができま

          ものかきが育てた文房具。デジタルメモポメラ「DM250」インタビュー|monokaki編集部

          お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔後編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

          「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代でお届けするコラムです。 小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。 今回のテーマは、前回に引き続き「小説の表紙作り」。ブラウザ上で表紙を作成できる「かんたん表紙メーカー」を使って、実際に表紙画像を作る方法を詳しく解説します。 また、表紙づくりに必要な素材の集め方や、デザイン・構図のアイデアの集め方についてのヒントもお届け。 執筆作品の表紙づ

          お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔後編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

          お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔前編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

          「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代でお届けするコラムです。 小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。 今回のテーマは「小説の表紙作り」。 特別な画像編集ソフトがなくても、自分の作品にあった表紙を簡単に作ることができるよう、表紙づくりに役立つツールやサービスをご紹介します。 例えばこのような表紙が作れるようになります! 執筆した作品の表紙づくりに悩んでいる方は、ぜひ参考に

          お洒落な小説の表紙を作りたい!作り方やデザインのヒントも〔前編〕|エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部

          Webから応募できる小説新人賞まとめ|2022年下半期|monokaki編集部

          コロナパンデミックで以前とは違う日常を過ごすようになって二年以上が経ちました。少しずつ世界的な流行も収まってきた2022年。当たり前になってしまったこの非日常はどんな風に変わっていくのでしょうか。期待もありつつ、少し怖いようにも感じる今日この頃です。皆さんお元気でしょうか?  もう気がつけば6月です。2022年も残り半分です。 いろんなものが様変わりしていく中で、小説を書きたいと思っても書けなかったり、完成させられなかった人も多いと思います。もうすぐ下半期に入ります。気持ち

          Webから応募できる小説新人賞まとめ|2022年下半期|monokaki編集部

          2019-2022年のウェブ小説書籍化③ 日本式の「ウェブ小説書籍化」は終わらない|飯田一史

          ピッコマノベルによる韓国ウェブ小説翻訳配信と中国BL『魔道祖師』のヒット 日本市場の特徴を踏まえた上でのローカライズ成功という意味では2020年、2021年に個別の作品レベルでは新たな展開がふたつあった。  ひとつは2020年2月からピッコマ上で『俺だけレベルアップな件』(以下『俺レベ』)や『捨てられた皇妃』をはじめとする韓国ウェブ小説の翻訳配信が始まったことだ。  韓国ではこれらのウェブ小説が人気になったあとでウェブトゥーン化されたのだが、日本ではピッコマ上でまずウェブトゥ

          2019-2022年のウェブ小説書籍化③ 日本式の「ウェブ小説書籍化」は終わらない|飯田一史