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物語は構成が重要! 小説のプロット/文体が分かる記事10選|小説の書き方/コツがわかる記事まとめ【2020年版】|monokaki編集部

monokaki」では小説の書き方、おもしろい小説を書くコツなど、頭の中でくしゃくしゃになった原稿用紙をふたたび開き、物語の「つづき」に取り組みたくなる記事を提供してきました。特別編として全六回に渡って小説を書く際のコツやテクニックがわかる記事をまとめたものを公開します。

前回の記事はこちら

小説のプロットと構成、文体について勉強してみましょう。

プロットとは物語の構成を示した設計図ですストーリーの要約となりますが、ストーリーとは別のものになります。プロットとは因果関係を示したものであり、ストーリーとは前後関係を示したものになります。

プロットのコツ、作品のコアを見つめるための4つの質問

「プロット以前の段階」で作品を整理するための、4つの質問を下記の記事で用意しています。
こちらの記事から質問をダウンロードして、質問に答えていくと作品が持つコアな「世界観設定」「ルール」「没入感」「特長」を抑えることができます。こちらを作成すると自分がどこまでできているのか、できていないのかがわかります。まず、自分がどこにいるのかを知りましょう。


構成の作り方のコツ、物語の青写真を描こう

構成を作るにはどうしたらいいのでしょうか。

「カツはカレー&ライスと共に均等に食べるか、ルーのかかったカツのみを堪能するターンを作るか、ラッキョウはどの段階で投入するか、他にトッピングを足すか、最後の一口は何でフィニッシュするか、水の采配はどうするか……。どのようにスプーンを運べば自分にとっての最高のカツカレーが味わえるか、無意識に頭の中で計算しているはずだ。構成という作業は、この「カツカレーどうやって食べるか計算」に近い。」

構成のやり方は百人百色で「これが正解」というものは実はありません。自分に合う方法をみつけるために色んな方法を試してみましょう。そのためにいろんな小説の書き方を学んでみることも大事になってきます。


構成の学び方、構成の必要性を知ろう

そもそも構成ってどういうもの? という方もいるかもしれませんね。

「「構成」とは、エピソードや章や場面が提示される順番のことです。
はじまりからおわりのひとまとまりの小説があって、それを組み替えたり試行錯誤することが構成を考える作業です」

作品のいい場所を伸ばして、無駄な枝を切って整えるのが「構成」です。そう考えると「構成」の重要性がわかってきませんか? 自分の思い描いたものに作品を近づけるために必要な手順のひとつになります。


テーマとは? 大事なのはさじ加減

「小説にはテーマがないといけないのか?」とお悩みの方はいませんか?

「ひとことで説明できるような主題が物語より大事なら、わざわざ長々と小説で書かんでもツイッターに放流したり拡声器を持って新宿アルタ前でアジったりすればいいのだ。小説を輝かせるためにテーマがある。テーマがないことがテーマになるときもある。」

わかりやすくテーマを提示すると読者が興ざめしてしまうこともあるので要注意です。この辺りのさじ加減は難しいですが、押し付けない程度に調整しましょう。語らないことで語るというスタイルは、書き手が何を書きたいかがはっきりわかっているかどうかです。


設定や世界観の作り方のコツ、説明よりも大事なこと

小説の設定をうまく読者に伝えるにはどうしたらいいでしょうか。

「世界観をゴテゴテに凝ったものにして、専門用語をガンガン使っていると、いちいち「この単語説明しないと……」とか思うんでしょう? でもそれ、無視していいです。読者が期待しているのはそこじゃないんです。そこにいる人物がどんな気分でなにをしているのか、そっちのほうが大切です。世界観の説明がそれを邪魔するなら、しないほうがいいです。」

技術的なことももちろん必要になってきますが、書きたいというパッションが一番大事だったりします。まず、それが創作にはありきです。説明文が続くとどうしても読者は先を読みたいという気持ちが削がれてしまうので要注意です。


短編小説、長編小説の違いと書き方のコツ

短編小説と長編小説では、書くコツが違うのです!

「短編と長編では若干使うテクが変わってくる。出だしでハートを掴まなければいけないのは同じだが、長編は遠投の伏線を張ったり話の流れの中で登場人物や世界観を深掘りしたりと、ある程度じっくり時間とボリュームを使って口説くことができる。(中略)短編は目が合ったら即「好きです! 付き合ってください!!」と本題をかましていかないと、こちらの気持ちは理解してもらえない。」

王谷晶さんからは「長編でも短編でも、一旦書き上げた原稿のアタマ10%くらいをまるっとカットするくらいの勇気を出そう。」というアドバイスもあります。ぜひ参考に! なにが起きたから始めるのが読者を物語に引き込みやすいです。


文字数を増やすことが小説を書く目的にならないように

長い小説を書きたいからと、むやみに文字数を水増ししていませんか?

「細部のディティールを細かくして解像度の高い文章を書けば必然的に文字は増えますし、なんとなく小説っぽくなっていきます。この方向で描写したいなら、海外文学などを参考にすると良いと思います(オススメはスティーヴン・ミルハウザーの短編)。」

長く書くことが「目的」になってしまうと作品を書くことからはズレていってしまいます。その作品について本当に必要な文字数はどのくらいかわかるようになるためには、まずどんどん書いて、最後まで書き終えていくしかありません。それができるようになると作品に必要な文字数が感覚として掴めるようになります。


一人称、三人称の書き方の違いとコツ

小説の一人称と三人称の違いって何? どっちを使えばいいの? という方にはこちらの記事がおすすめです。

「一人称は、主人公の語りで綴られる物語だ。メリットは主人公の心理や行動を細やかに描写できること、よって主人公をより近く感じてもらえること。キャラクターノベルを書く場合、これは大きなメリットだ。一方デメリットは主人公がリアルタイムで見聞きしたもの以外は基本的に書けないこと。」
「三人称は複数のキャラを描写し、状況を俯瞰し、点在する地点で起こった物事も同時に描写ができる。この三人称もいろいろあり、キャラクター一人の視点に沿った一人称的三人称が現代の小説では主に使われている。」

どんな距離感で読者にキャラクターを感じてほしいかも考えて、書きたい物語を何人称で描写をするかを決めていきましょう。こちらも読んで書いていくしか感覚はつかめない部分かもしれません。


印象に残るいいセリフの書き方のコツ

いいセリフが書かれている作品は、それだけで魅力的ですよね。

「そこだけ抜き出したらなんちゅうことない言葉でも、一冊の本の中で黄金のように輝くセリフがある。それが「いいセリフ」だ。名言でも、正しい言葉である必要もない。そのセリフ以外のすべての文章があって初めて成り立つ心動かすセリフ、それがいいセリフである。」

セリフのダメTIPS代表例三つとしては、「説明セリフ」「リアリティラインがバラバラ」「紋切り調」があります。これらを意識しておくとダメセリフを回避できるようになります。


文章をワンパターンにしないコツ、身体性を意識しよう

どうしても文章がワンパターンになってしまう……。そんなお悩みを持っている方はいませんか。

「「生き生きしている文章」というのが、言ってみれば「書き手の身体性が感じられる文章」のことだからです。この「身体性」は、文章の「声」や「語り」にそなわっています。身体感覚はひとそれぞれであり、その感覚を文章にまぜることで独自の表現ができあがるのです。」

長くてわかりづらい文章はたいてい入れ子構造になっていて、これを外せば外すほどわかりやすくなりますが、外しすぎると箇条書きになってしまい、散漫で機械的に見えてしまう問題もでてきます。そのためにはさじ加減が必要になります。好きな作家さんの文章を模写するのもワンパターンから外す訓練になります。

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