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さらに面白い小説を書くコツが分かる記事6選|小説の書き方/コツがわかる記事まとめ【2020年版】|monokaki編集部

monokaki」では小説の書き方、おもしろい小説を書くコツなど、頭の中でくしゃくしゃになった原稿用紙をふたたび開き、物語の「つづき」に取り組みたくなる記事を提供してきました。特別編として全六回に渡って小説を書く際のコツやテクニックがわかる記事をまとめたものを公開します。

前回の記事はこちら

最終回は小説をおもしろくする方法がわかる記事をお届けします。

オリジナリティとはなにか? ヒット作品から学ぼう

「140文字のクイズにして、該当作品が一作品しか当たらない状態まで持っていければ、その作品は「オリジナリティがある」と言えるでしょう。」

作品を書いている時にセリフや展開をどうするか悩んだりすることがあると思います。そんな時でも「そもそも自分は何の話が書きたいのか」をしっかりわかっていれば、作品にとって最善の選択ができる確率が上がります。
ヒット作はそのタイトルが、核となる140文字としっかり呼応しているパターンが多いのも、著者が何が書きたいのかという気持ちの表れかもしません


表現の自由とは? 世の中に自分の作品を発表する時に考えておいてほしいこと

「小説という大いなる力をふるった結果起こるのは、好意的な反応だけではない。頭蓋骨が足の甲にメリ込むまで叩かれたり、煤も残らないくらい大炎上する可能性も充分ある。」

自由に表現できるということは、自由に批判を受けることです。小説を書く時には非道なことだって著者の思い通りに書くことが可能です。しかし、それを世間に向けて発表するともちろん反応が来ます。それはもう著者にはコントロールができないものになっていきます。
自分の作品が引き起こした結果や反応には、書き手が責任を取る必要があることをしっかり自覚しましょう


タイトルのつけ方のコツ、ジャンルや発表する場所を意識しよう

「長文内容提示タイトルは、Instagramやpixivなどでの「タグ付け」に近い効果があり、検索効率をあげている。これはweb時代の小説の特色の一つと言ってもいいと思う。ひとつの文化的発展だ。
逆に短いタイトル、一単語とか一文字とかのやつは、ネット検索よりも書店でのインパクト、本好きの間での口コミを狙っている。」

服装にTPOがあるように、タイトルにもそのニュアンスによってはまるジャンル、アピールできる読者のタイプに違いが出てきます。これを知るには書店や図書館に行ったり、投稿するサイトを見て、いろんなタイトルがあることを知るのもよい手段です。


推敲のやりかたのコツ、どこで終わるかをしっかり決めておこう

「小説において推敲の目的はざっくり二つある。まず一つは文章の流れ・文脈が思うように描けているかのチェック、もう一つが物語・キャラクター等内容そのもののチェック。」

推敲をしていない原稿は味見をせずに料理を出すようなものです原稿を書き終わったら、すぐに応募や公開などをせずに時間を置いて読み直すことで、書いていた時には気づかなかったミスや自分の思い違いなどを発見できます
ただ、直し始めると永遠に終わらないということになりかねないので、自分で「いいあんばい」だと思えるところまでできたら、完成として次の作品に向かいましょう。完璧な作品を目指すと永遠に終わりません。


時代性とはなにか? 今がどんな時代なのか価値観なのかを知ろう

「コンプライアンスやポリティカル・コレクトネスという言葉を聞いただけで拒否感を示す人もいるが、これは人類が意識の流れを絶やさず、よりよい個と社会について考え続けてきた知と価値観の集大成だ。どんなに拒否しても、我々の現代的な生活もまたコンプラとPCに支えられているのは間違いない事実である。今の時代の書き手になりたいなら、時代の価値観についても調べよう。」

何十年経っても、何世紀経っても読み続けられている作品というものもあります。現代とは違う価値観やテクノロジーが書かれているので古臭いと感じるものもありますが、ずっと読み続けられている作品はしっかり「人間を描いて」いるからでしょう。
時代によっていろんなものが変わっても人間の感情に関しては、古今東西変わらずにベーシックなものがあります。そこを生き生きと書いている作品は、その時だけではなく長く読まれる作品になる可能性がでてきます。


自分の文体を見つける方法、自分が書く理由をしっかり考え抜こう

「現代的なテーマを、小説を書くために都合よく用いてしまっているのか、しっかり向き合って必然として書いているのかは、すぐにわかります。一ページ目でわかる……というと大袈裟ですけど、不思議なほど伝わってきますね。」

描かれているテーマが世間で話題になっているから、流行りだからという理由だけだとすると、どうしても浅さが目立ってしまいます。多くの人が書くテーマと自分の作品をどう差別化できるのか、再構築できるかが重要です。そのためには、どうしてそのことを書くのか、そのテーマにしたのかを自問自答してみましょう。自分が書く理由が見つかればもう大丈夫です。

「monokaki」は、エブリスタが運営する「物書きのためのメディア」です。

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