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対人関係トラブル防止!? エブリスタの機能改善レポート|エブリスタ便り 6月号|monokaki編集部

「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代で月1回お届けするコラムです。

小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。
今月はmonokaki編集部による、エブリスタの開発チームへのインタビュー。エブリスタの機能改善や開発について突撃しました。

エブリスタの機能改善を行っている開発チーム

ーーエブリスタの開発チームって、普段は何をやっているんですか?

エブリスタ開発チーム:機能改善、エラーやバグの修正、新機能の追加、ページの制作などです。最近だと、エブリスタEXのリリースを行いました。

ーー何を改善・修正するかも開発チームが決めているんですか

エブリスタ開発チーム:エブリスタの方針「読者の存在を強く感じられる」「作品が埋もれない」「みなさんの声の反映」に基づいて、機能の改善案を出しています。どの部分に関しても、基本的にはSNSの声やご意見ボックスをとても参考にしています。たとえば、「読者の存在を強く感じられる」ためにページスタンプの実装や、読者からリアクションがきたときの通知関連の修正などをおこなってきました。


荒らし対策を強化中

ーー最近のご意見ボックスにはどんな意見が多いのですか

エブリスタ開発チーム:最近に限りませんが、サイト内での対人関係トラブルに悩まれている方の声をいただきます。そこで、システムによって対策できないか考えています。

ーー荒らしや対人関係のトラブルは防ぎたいですね

エブリスタ開発チーム:対策の一貫として、5月25日から、コメントなどの書き込み時に、ニックネーム入力を必須にしました。今まではデフォルト(NoName)のままでも、コミュニケーション機能を使うことができましたが、今回のリリースからコメントの書き込みなどを制限しています。

ーー匿名だと荒らしやすいですもんね。ハンドルネームだと半匿名になります

エブリスタ開発チーム:「読者の存在を強く感じられる」という点でも、名前を登録している人に声をもらったほうが良いという観点もあります。ただ、読者の方が気軽に登録しやすくすることも大切なので、バランスを考えながら実装しています。

ーーほかにも荒らし・対人関係トラブル対策は考えているんですか?

エブリスタ開発チーム:まだまだ対策は足りていないなと認識しています。そのため、チームでいろいろと話し合っています。今後の展望としては、簡単なものだとブロック機能に気づかれにくいのでわかりやすい位置に変えたいと思っています。まだ企画段階ですがもっとコミュニケーションが活発なSNSも参考にし、ブロック機能を改善していって、個々にとって心地よい環境づくりができるようにしたいという野望はありますね。かなり考えないといけないことが多いので本当に企画段階ではありますが……。ほかには、自分の作品のタグが編集されたら通知が来る機能を検討中です。現状、小説は受付ロックできますが、通知が来たほうが意図しないタグに気づけるし、うれしいので。つぶやきにコメント返信を受付けるかどうか選べる機能も検討しています。

ーーサラッと内部情報をいろいろ明かしていませんか!?大丈夫ですか?

エブリスタ開発チーム:技術的な制約もありますし、他の作業との時間の兼ね合いもあるので全部この通り実現できるかはわかりません。あくまでもこんな企画がありますよ、ということです。


「安心・安全な投稿サイト」を目指したい

ーー荒らされると落ち着いて創作ができないですよね

エブリスタ開発チーム:みなさんの意見を拝読する中で、サイトが安心・安全であることがとても大切だということを強く感じています。これまでも、安心・安全にするための機能強化に取り組んでまいりました。たとえば以下のような開発です。

●読者が簡単に誤字を報告できる機能を作り、感想の間に誤字の指摘が混ざらないようにしました
●感想・レビューに「ネタバレを含みます」機能を実装し、ネタバレありのレビューはクリックしないと見られないようにしました
●各コミュニケーション機能の通知機能・ON/OFF機能を実装し、通知がほしい人には気づいてもらえるよう、コメントなどがほしくない人は拒否できるようにし、自分にあった使い方をできるようにしました

ーーそれでも、やはり作家が嫌な思いをすることはあると思います。

エブリスタ開発チーム:まだまだ不十分なのが現状です。エブリスタの前身「モバゲークリエイター」では今よりもさらにコミュニケーションが活発で、トラブルも多かったのです。そのため、そのころは電話番号認証をしないとコミュニケーション機能を使えない、NGワード盛りだくさんなど、制限が強かったです。それをじょじょに緩めてきたのが今です。今も99%の方は規約を守って楽しんでくれていますし、「気軽に反応できる」も大事にしたいという私たちの本音もあります。制限を強くすることで、うれしい反応までおさえつけてしまうことがないよう、自由度を保ったまま安心・安全性を高めていけるようにしたいなと思っています。

ーーありがとうございました。

「monokaki」は、エブリスタが運営する「物書きのためのメディア」です。

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