Web時代の作家たち

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なぜこんな物語を書こうとしているんだろう?|飛浩隆 インタビュー

「飛浩隆16年ぶりの新作長編」。このキャッチを聞いただけで舌なめずりしそうになる本好きは、きっと少なくないだろう。「小説にしかできない表現」について考えるとき、いつも真っ先に飛氏の作品が思い浮かぶ。
 2002年に〈廃園の天使〉シリーズ1巻にあたる『グラン・ヴァカンス』を上梓してから16年、今年発売された『零號琴』は6冊目の著作となる。けして多作ではないが、すべての作品から、その世界の歴史のどこを

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ありがとうございます!創作上の悩みが解消されたらうれしいです!
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時間は連続しているのか、世界はほんとうにあるのか|早瀬耕 インタビュー

個人的な話から始めたい。「2017年、一番おもしろかった国内小説はなに?」と問われたら、『未必のマクベス』と迷わず答える。同書との出会いは秋、書店の文庫棚に平積みされている淡い夕景の装丁と、「22年ぶりの新作」というポップの文言が目をひいた。

 作者の名前は早瀬耕。不勉強ながら、初めて知る名前だった。ページを繰ると、定型的な表現になってしまうが移動中も食事中も時間を惜しんで夢中で読み、ほぼ一晩で

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ありがとうございます!今日のおすすめは「W平成小説クロニクル」です。
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