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楽しみながら書いて、新しい扉を開く|エブリスタ便り 3月号|monokaki編集部

「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代で月1回お届けするコラムです。

小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。
今月はmonokaki編集長の松田が、「楽しみながら書くこと」についてお届けします。

こんにちは。monokaki編集長、兼、小説投稿サイト「エブリスタ」運営の松田です。
今月は特に「書くことの楽しさ」について考えさせられた月だったので、今月公開の記事を引用しながら書いていきたいと思います。

「モバゲー小説の思い出」というインタビュー記事を公開しました。エブリスタはもともと、ゲームを中心としたSNS・モバゲータウンの小説コーナーだったのですが、さまざまな経緯を経て今の形になっています。
その頃から活躍する作家であるお二人が、モバゲー小説コーナーのサークルの盛り上がりの様子を懐かしく話されていたり、「読者様に支えられた」とおっしゃっていたことが感慨深かったです。
形は変われど、エブリスタの本質的な価値はモバゲーの頃からの歴史にあるのだと実感しました。

というのも、エブリスタは2020年の夏、10周年にあたって「あたたかさを感じられる小説投稿サービス」というメッセージを打ち出しました。

あたたかさを感じられる場所こそが創作の才能を花開かせ、傑作を生み、やがて世の中を変えていくことを、わたしたちは確信しているからです。

エブリスタを使ってくださっている書き手の方、読み手の方にインタビューをしたり聞き取りをしたり、サイトのやり取りを観察したり自分たちがユーザーとして使った感触を言葉にしたり……そんな中で、私たちは「あたたかさ」がエブリスタの価値だと発見したのです。
そして、才能の扉はそのあたたかさの中で開いていくのだということもまた、私たちの発見でした。

好評の連載である「小説の書き方本を読む」第2回では、ロングセラーとなっているアーティスト向け自己啓発本『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』から、こんな部分を引用しました。

私たちの中のアーティストは、頭の固い兵隊ではなく幼児であり、私たちの遊び仲間である。遊び仲間との絆は、義務ではなく、楽しい遊びによって培われる。

この記事では周りからの評価や名声、悪意に振り回されてしまう危険にも言及されています。それらとの付き合い方も考えつつ、創作を楽しめる環境が大切なのでしょう。
その先にいろいろな可能性が待っている、そんなサイトであれればと思います。

エブリスタからは現在、投稿作品のコミカライズが続々と各種コミックサイトでランクインしています。

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書籍化、コミック化、そしてヒット作品、映像化へ――大きな可能性や夢があることで、執筆活動がもっと楽しくなればと思います。

もちろん、夢を追うばかりが楽しみではありません。「私がWebで書く理由」という全3回の短期連載では、書き続ける楽しさそのものにフォーカスしたエッセイを掲載しました。書くことで開かれる可能性は、商業的なものに留まりません。執筆はあなたの人生そのものを豊かにしてくれるのだと、このエッセイ連載が教えてくれたように思いました。

何よりも書くことを楽しんでください、とmonokakiはあなたに伝えたいです。その先に、あなただけが見ることのできる景色があるはずです。

「monokaki」は、エブリスタが運営する「物書きのためのメディア」です。

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