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書きたい気持ちに水と肥料をやって、花を咲かせる簡単な方法|エブリスタ便り 11月号|monokaki編集部

「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代で月1回お届けするコラムです。小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。
今回はmonokaki編集長の松田より、「書きたい気持ち」についてお届けします。

こんにちは、monokaki編集長の松田です。

「Web小説の書き手は、やはり作家になることを目指しているのですか?」
というご質問をいただくことがよくあります。
新聞や業界紙から取材を受けた際に多いです。

そういったときには、Web小説を書く理由は人それぞれです、とお答えしています。

出版社から紙書籍を出版することを目指す方もいらっしゃれば、
ただ誰かに読んで欲しくて書く方、
自分のために書く方、
ランキング上位やコンテスト受賞を狙うことを楽しむ方、
反応やコミュニケーションが楽しくて書く方と、さまざまです。
Web小説を読んで心揺さぶられ、自分も書いてみたいと思った方は、やはりWebで書くことを選ぶでしょう。

しかし、自分がなぜ書いているかを即答できる人ばかりではないとも感じています。
なぜ生きているのかをすぐ答えられる方が少ないのと同様に。

書籍化された人を見たら羨ましくなってしまうのは当たり前です。
創作仲間を得てとても楽しんでいる人を見たら、「あれをやらないと読まれないのか」と不安になる方もいらっしゃるでしょう。
SNSが大事、いまは××のジャンルが人気で書籍化されやすい、などいろいろな情報に触れていくうちに、いつの間にか自分の核にあった「書きたい気持ち」が見えにくくなっていくことはないでしょうか。

そんな中、monokakiは「書きたい気持ちに火がつく」を創刊当初より掲げてきたメディアです。
書くことを楽しんで続けてほしい、というシンプルで強い願いです。
どんなモチベーションでも、その気持ちは全肯定していきたいと考えています。

生き延びるためのめろんそーだん vol.18 Q.熱量を保って作品を完結させるにはどうすればいいですか?」では、自分のタイプと対処法を知ることで書き続けられるという結論が出ました。
他人のモチベーションを移植してくるのではなく、自分を知ることで書くやる気が生まれ、作品を生み出すことができ、人生を楽しくすることができる。

では、どうやって自分を知ればいいのか。
そのために本メディア、monokakiを活用してみてほしいのです。

monokakiではいろいろな角度から「書きたい気持ち」に寄り添ってきました。
下記の記事を眺めてみてください。「こんなことしなきゃいけないんだ……ダルいな……」と感じる記事は、あなたに向いていない方法なのだと思います。
逆に、「それっておもしろそう、やってみたい!」とわくわくする気持ちが湧いてきた記事があったなら、その記事はあなたのモチベーションの源泉に近いところにあります。
そのわくわくを大切にしたなら、きっと何らかの形での実りがあると考えます。


各小説新人賞の求めている作品の傾向がわかる「新人賞の懐」


文章をブラッシュアップするためのノウハウを書いた「おもしろいって何ですか?」


書き手のお悩みに答える「生き延びるためのめろんそーだん」


今のWeb小説書籍化の傾向に切り込んだ「創作居酒屋」


Web小説を通して交流する楽しみを描いた「教えて!ヘビーユーザーさん」


第一線で活躍する作家に突撃する「Web時代の作家たち」


アクセス数を増やすためのデータ情報をお届けした「データ仙人」

などなど。


プロ作家(プロ作家をどう定義するかすら、難しい時代になりました)を目指すことを楽しめているなら、ぜひがんばってみてほしいです。そのための記事もたくさん用意しています。
プロを視野に入れることが苦しかったり、疲れてしまったりするのであれば、もう一度自分のわくわくと向き合ってみてください。「プロ」以外の観点の記事も発信しています。

小説の世界は広く、深く、「プロを目指す人とそれ以外」という枠にはおさまらないほど大きいのです。