monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
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「10PVより1反応」を大切に:小説投稿サイトで書くことには、大きな意義がある! |エブリスタ便り 7月号|monokaki編集部
「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代で月1回お届けするコラムです。小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。
第2回目は、株式会社エブリスタ代表取締役の坂井が、「小説投稿サイトで書く意義」について、お届けします。
株式会社エブリスタ代表取締役の坂井です。
元々は読書好きで、高校生時代に小説投稿サイト
あらゆる感情がホラーの引き金になりうる|藤白圭 インタビュー
もはや聞きなれてしまうほど「出版不況」と繰り返され、小説の単行本が3万部・5万部売れれば「スマッシュ・ヒット」と言われる現在。デビュー作にして単巻10万部を超える驚異的なタイトルがある。エブリスタ発の超短編ホラー『意味が分かると怖い話』(以下、『意味怖』)。2018年7月の発売以来、22刷10万部超。昨年出版された続刊『意味が分かると震える話』『意味が分かると慄く話』(ともに河出書房新社)も好調
もっとみる「味付け」よりも「自分のコア」を見つめよう|角川つばさ文庫|飯田 一史
児童文庫市場シェアトップの角川つばさ文庫。『怪盗レッド』(シリーズ累計120万部)、『絶体絶命ゲーム』(シリーズ累計30万部)、『5年霊組こわいもの係』(シリーズ累計83万部)などのヒット作を担当してきた編集者・青山真優氏と服部圭子編集長に、児童文庫としてブレてはいけない点、書き手に望む姿勢を訊いた。
10歳と14歳は大きく違うことを意識する――2009年につばさ文庫が創刊され、12年には児童
本の「様式美」を越えた先に装丁の美学がある|エディトリアルデザイナー 大岡喜直
あなたが一冊の小説を手に取るとき、そのきっかけは何だろう?「好きな作家の新刊だから」「話題になっていておもしろそうだから」「タイトルに惹かれて」……。さまざまな理由が考えられるが、本好きなら誰しも一度、「装丁に惹かれたから」という理由で本をジャケ買いした経験があるだろう。
作者から編集者へ渡された作品が店頭に並ぶまでに、最も大切な工程のひとつ、装丁デザイン。それを手掛ける「隣人」は、どのよう
「世界との折り合いが悪い人たち」に寄り添う|凪良ゆう インタビュー
作家の新たな一面に気付かされるような作品に出会うことは、小説を読んでいく中でも特に幸せな体験のひとつだ。それが大好きな作家なら、なおさら。
今年、書店の新刊台に平積みにされている『流浪の月』を手に取り、凪良ゆうという作家を「再発見」した、あるいはとうとう「出会った」読者は多いだろう。暗色のテーブルに載せられたストロベリーアイスクリームの装丁は、まるで作家が持つ人間洞察の深さと、生活描写の甘や