monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
「エブリスタ便り」は、小説投稿サイト・エブリスタのスタッフが交代で月1回お届けするコラムです。 小説投稿サイトのスタッフならではの知識や見解を使って、皆さんの執筆に役立ちそうなあれこれをお伝えしていきます。 今月はmonokaki編集部による、エブリスタの開発チームへのインタビュー。エブリスタの機能改善や開発について突撃しました。 エブリスタの機能改善を行っている開発チームーーエブリスタの開発チームって、普段は何をやっているんですか? エブリスタ開発チーム:機能改善、エ
こんにちは、あいさかちひろです。 今回は「複数の登場人物が同時に会話に参加しているシーンの情報処理」というテクニカルな質問がいくつか来ていたそうなので、取り上げてみたいと思います。 先に断っておかなければならないこととして、会話の情報処理はスタイル次第です。それぞれのこだわりがありつつ、どれが正解ということはなく、つよく主張すればスタイルウォーズまったなしです。 こうした処理が文体化(スタイル化)するのは、処理という行為は「解法選定」と「計算力」の両輪で成り立っ
コロナ禍でもう一年以上、それ以前とは違う生活を過ごされていると思いますが、皆さんお元気でしょうか? もう気がつけば5月です。2021年の下半期がすぐにやってきます。 いろんなものが様変わりしていく中で、小説を書きたいと思っても書けなかったり、完成させられなかった人も多いと思います。そんな時は心機一転の気持ちで、新しい執筆目標を立ててみませんか。 あなたが書く小説はあなたの今後の未来を照らす道しるべになるかもしれません。そう、未来は僕らの手の中にある(THE BLUE HE
第二次ケータイ小説ブームとは何だったのか 魔法のiらんど上に書かれ、05年10月にスターツ出版から刊行されたChaco『天使がくれたもの』を起点とする第二次ケータイ小説ブームという現象、あるいは第二次ケータイ小説ブームをめぐる「語り」は、2010年代に起こる「なろう」書籍化ブームとそれに対する語りと多くの部分で似ている。 言いかえれば「なろう」書籍化ブームはある意味では第二次ケータイ小説ブームの反復だった。 2021年現在からウェブ小説書籍化の歴史を回顧するにあたって重
こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。 「小説の書き方本を読む」の第五回です。前回の週刊少年ジャンプ編集部『描きたい!! を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方』の記事は、普段「monokaki」を知らない方にもたくさん読んでもらえてうれしかったです。 この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所があれば、ぜひ記事を読むだけではなく、書籍を手に取ってもらえればと考えています。
エッセイ『傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』やスペインにあるカトリック三大巡礼路のひとつ、カミーノ・デ・サンティアゴを歩いたドキュメント『人生に疲れたらスペイン巡礼 飲み、食べ、歩く800キロの旅』などの著作でも注目され、Webでライターとしても活躍されていた小野美由紀氏。 早川書房のnoteで異例のアクセス数「20万PV」を越えた短編小説『ピュア』 。その後『ピュア』を表題作とした単行本が発売されるやいなや、作品に描かれているフェミニ