monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

エブリスタが運営する物書きのためのメディア「monokaki」です。 小説の書き方、おもしろい小説を書くコツなど、頭の中でくしゃくしゃになった原稿用紙をふたたび開き、物語の「つづき」に取り組みたくなる記事を提供。 毎週火曜・木曜更新。 https://estar.jp/

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記事一覧

社会の問題を(個人ではなく)社会に返すためのことば|逢坂千紘

ラストシーンから始まったSFクロニクル小説|新井素子『チグリスとユーフラテス』|monokaki編集部

2000年代後半のウェブ小説書籍化(後編) ケータイ小説以外の動向|飯田一史

あなたの「デビュー」を後押ししてくれる本|大沢在昌著『小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない』|monokaki編集部

一日も休まず書けば、必ず結果がついてくる|望月麻衣 インタビュー

社会の問題を(個人ではなく)社会に返すためのことば|逢坂千紘

こんにちは、あいさかちひろです。 これまでのテクニカルなテーマから一転して、「当事者と非当事者のことば」という現代的かつピンポイントなテーマをいただきました。話したいことは山ほどありますが、この記事のなかでどこまで書けるのか、あるいは相談者の羊崎さんとどこまで一緒にいけるのか、ひとつの挑戦になるかもしれません。 ふたつにひとつというシンプルな世界観のほころび今月の相談者:羊崎ミサキ お悩み:逢坂さんこんにちは。 最近私は非当事者の語ることばの軽さについて考えています。 ア

ラストシーンから始まったSFクロニクル小説|新井素子『チグリスとユーフラテス』|monokaki編集部

こんにちは。「monokaki」編集部の碇本です。 あっという間に今年も半分近くが過ぎてしまいました。この二年ほどはそれまでとはまったく違う世界、違う時間軸のようにも感じられます。 それでもふと思うのですが、前世紀には世界大戦が二度もあり、何十年に一度かはそれまでの常識が覆ったり、当たり前だった日常は形を変えていました。私たちの祖父母や曾祖父母は当たり前ではない「非日常」を過ごしてきたんだなとこの頃考えることが増えてきました。 物書きはそんな非日常になった現実を「私小説

2000年代後半のウェブ小説書籍化(後編) ケータイ小説以外の動向|飯田一史

 メディア上ではケータイ小説に注目が集まっていた2000年代後半には、ようやくファンタジーのウェブ小説書籍化からヒットが登場し、異世界「転移」の書籍化作品もついに現れた――異世界「転生」はおそらくまだだったが。  今回はケータイ小説以外の2000年代後半のウェブ小説書籍化の動きについてまとめてみていく。 2000年代後半のアルファポリス 『レイン』『虹色ほたる』『THE QUIZ』 05年には吉野匠の代表作『レイン』がアルファポリスのドリームブッククラブを通じて書籍化され、

あなたの「デビュー」を後押ししてくれる本|大沢在昌著『小説講座 売れる作家の全技術 デビューだけで満足してはいけない』|monokaki編集部

こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。 「小説の書き方本を読む」の第六回です。前回の松岡圭祐著『小説家になって億を稼ごう』の記事はプロとしてデビューすることだけではなく、プロになってからのことについても知れる内容だったので、多くの方にも興味を持ってもらえたようです。 この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所があれば、ぜひ記事を読むだけではなく、書籍を手に取ってもらえればと考えています。 第

一日も休まず書けば、必ず結果がついてくる|望月麻衣 インタビュー

 2013年にエブリスタ主催第2回電子書籍大賞を受賞しデビュー。その後、大ヒット人気シリーズとなる『京都寺町三条のホームズ』を開始。同作は2016年には「第4回京都本大賞」を受賞し、名実ともに「京都」のご当地小説としても多くの人に知られることになった。  現在16巻が発売されている『京都寺町三条のホームズ』シリーズだけではなく、デビュー後から精力的に小説を書き続けているその意欲やアイデアはどこからくるのか、また家事をしながらの執筆はどのように行っているのか、執筆中で多忙な中、