monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
Web小説と作家の未来について、編集マツダと飯田一史さんが語る特別対談。前編では、いまのWeb小説から生まれそうな新しい流れと、その中で作家が食べていく仕組みをどう整備していくかがテーマになりました。 後編となる本記事では、Web小説をより盛り上げるためのファクターとして、作品の読者、発掘者=スコッパー、そして評論家に焦点を当てて語ります。 Web小説にはインフルエンサーがいないマツダ:Web小説と、紙をはじめとした従来のメディア業界は非常に分断されています。Webから吸い
「Web小説の森」では、短編小説ブームなど「ネット上では盛り上がっているが世間的な認知が追いついていない事象」、および占いツクールや食べログ文学など「世間的にはWeb小説と見做されていないが、創作的な意図を含み、その物語的おもしろさが消費されているもの」に着目し、全10回にわたって取り上げてきました。 今月は連載を締めくくるフィナーレとして、ライターの飯田一史さんがスペシャルゲストに登場! 著書『ウェブ小説の衝撃──ネット発ヒットコンテンツのしくみ』の刊行から2年半以上
「2ちゃんねる」に書かれた小説について前後編に分けてお届けしている。前回は、電車男に始まり三秋縋へと流れるボーイ・ミーツ・ガールの系譜について書いた。 後編となる今回では、橙乃ままれの『まおゆう魔王勇者』を道標として、別の流れにもスポットライトを当ててみたい。 2ちゃんねる発のヒット作品、『まおゆう魔王勇者』『まおゆう魔王勇者』。2009年に2ちゃんねるのニュース速報(VIP)板に投稿されたスレッド、「魔王『この我のものとなれ、勇者よ』勇者『断る!』」から始まる一連の作品が
「2ちゃんねる 1)」。 ネットスラングからまとめサイトまで、数々のWeb文化を生み出した巨大掲示板。 Web小説を語るにあたって「2ちゃんねる」を避けて通ることはできないだろう。 1レスで完結するこじゃれた作り話。エッチな二次創作。AA(アスキーアート)を用いて書かれた、コミックのような物語。そしてオリジナル小説……大量の作品が2ちゃんねるから生み出されている。 あまりに膨大なので、迷子にならないよう、2ちゃんねる発の作家を2人取り上げてこのコラムの要石としたい。 ひとり
これを書いている7月上旬時点で、Twitterで公募された #54字の文学賞 が大変盛り上がっている。前回・前々回の記事でTwitterと小説について書いた身としては嬉しい限り。物書きの皆さんでまだの方はぜひ挑戦してみてください。(54字の物語ジェネレーター) さて、今回は「レビュー欄に書かれた小説のようなもの」について取り上げたいと思う。あなたは遭遇したことがあるだろうか? ネットで買い物をしていたら、もしくは美味しいお店を検索していたら、突然そこにある小説に……。 食
知ってるようで意外に知らない、思ってるより意外に深い。あなたの知らないWeb小説の世界をお届けする「Web小説の森」。 前回の記事にたくさんの反響をいただいた中でこんなご意見があった。 「創作の種がTwitterにある」というのはとても納得する節がありました。 Twitterに挙げられるイラストや漫画、 所謂「嘘松」と称される創作めいた話まで・・・ 思い当たる節があり、興味深いです。 ただ、 漫画やイラスト、短歌、嘘松等で有名な人は幾人か疎い私でも思いつきます。(クマのケ