monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。
「いかに書くか」から「なぜ書くか」へ僕は「ストーリー作りのすべては6つのコア要素のどれかに必ず該当する」と伝えている。 もう慣れていただけたと思う。6つのコア要素とは「コンセプト/人物/テーマ/構成/ シーンの展開/文体」だ。4つの成分と2つの技術。どれから始めても構わない。売れる作品を書くなら6つすべてを揃えてほしい。1つでも脆弱なら「力作ですが」と言われて不採用だ。 要素の扱い方をマスターしても、まだ苦労する人も多い。読者が全く得られない。コア要素は書く過程で役立つが、表
「第3回yomyom短編小説コンテスト」の結果が本日発表されました!実用度◎な、「yom yom」編集長・西村博一さんによる一問一答シリーズ傑作選も3回目です。 今回は、皆が頭を悩ませる永遠のテーマ、「魅力的なキャラの作り方」についてです。ラップバトルやバディヒーローがお好きな方には特に分かりやすく!?解説いただきました。 ▼過去の記事はこちら シナリオを小説にリライトするときに気をつけること 純文学はWebにアップするべき?老舗新人賞に送るべき? 「先行作品の合成物
小説作品が誕生する場として、投稿サイトはすでに非常に大きな存在になっています。ライトノベル的な作品(という定義もいろいろなのでしょうが)を手がける編集者は、エブリスタさんほか各サイトのパトロールを熱心にやっているはずです。この流れは今後、たとえば純文学的な作品にも拡がってゆくのでしょうか? 前回に引き続き、新潮社「yom yom」編集長の西村博一さんに答えてもらいました! 投稿サイトに純文学作品が少ない理由【質問】 純文学に近い路線で商業作家を目指しています。ですが、新人
「いつでも有効な万能の回答」はない、けれど…… こんにちは。新潮社の文芸誌「yom yom」の編集長、西村です。昨年のコンテストに続いて「一問一答」を担当させていただくことになりました。 小説の書き方に“正解”はないような気がします。同じ作家さんでも、作品Aと作品Bはまったく違うきっかけで書き始め、違う書き方を試してみるのはよくあることです。そこに伴走する編集者も、作品Aについては「もっとプロットを練りませんか?」と申し上げ、作品Bについては「プロットなんか無視しましょう
人気文芸誌「yom yom」に、あなたの小説を掲載する方法があるのをご存知だろうか? 名だたるプロ作家の原稿と並んで、手元の一編がyomyom読者に届く。それが「yom yom短編小説コンテスト」だ。 今年で3回目の開催、応募はエブリスタから手軽にできる。誰もが知るエンタメ文芸の雄が、あえて投稿サイトと組む理由とはなにか? 編集長の西村博一氏に聞いた。 折しもインタビューを行った週は、「新潮45」に掲載された特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」がネット上で物議を醸
恋愛×ファンタジーという幸福なマリアージュ ふたりが出会って恋に落ちるが、その恋を試すかのようにさまざまな試練が訪れ、さらにふたりの間に別の人物が割って入って運命の糸が絡まり、そして物語(ふたりの関係)は結末を迎えるというのが、恋愛ものの基本パターンだ。 昔は恋に障害はつきものだった。家や親や身分が、恋するふたりを引き裂こうとする。ところが個人の自由や権利が向上した現代、モンタギューとキャピュレットだろうが王子と女優だろうと、恋愛は本人同士の意思と努力次第でどうにかなって