monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

エブリスタが運営する物書きのためのメディア「monokaki」です。 小説の書き方、お…

monokaki―小説の書き方、小説のコツ/書きたい気持ちに火がつく。

エブリスタが運営する物書きのためのメディア「monokaki」です。 小説の書き方、おもしろい小説を書くコツなど、頭の中でくしゃくしゃになった原稿用紙をふたたび開き、物語の「つづき」に取り組みたくなる記事を提供。 毎週火曜・木曜更新。 https://estar.jp/

最近の記事

物語の屋台骨を支える語彙力「場面設定編」|monokaki編集部

 こんな文章から始まる書籍が、8月13日に日本文芸社から発売される。以前にもmonokakiで紹介した『プロの小説家が教える クリエイターのための能力図鑑』の著者であり、現役の小説家である秀島迅氏による『プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑 場面設定編』。  冒頭にはプロローグとして「PROLOGUE 1 登場人物が「どこにいるか」で物語の印象は大きく変わる」「PROLOGUE 2 場面設定は立地・季節・時間帯が超重要」「PROLOGUE 3 見せ場をつくるには

    • 第五回氷室冴子青春文学賞スピーチ|monokaki編集部

       設立されてから毎回多くの作品が応募され、魅力的な受賞作を輩出してきた「氷室冴子青春文学賞」。  今年も開催は決定していますが、今回から応募開始の時期が変更となります。第六回の応募開始は2024年秋ごろです。応募を考えている方は、続報を楽しみにお待ちください。  最後に開催時期の変更について選考委員である久美沙織さんからのコメントがありますので、そちらも読んでいただければと思います。  応募開始は少し先になりますが、次回の第六回の応募を考えている人、氷室冴子青春文学賞に興味

      • あなたの作家としての「語り(ナラティヴ)」を鍛えてくれる本|アーシュラ・K・ル=グウィン著『文体の舵をとれ ル=グウィンの小説教室』|monokaki編集部

        こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。 「小説の書き方本を読む」の第十一回目です。 前回のパトリシア・ハイスミス著『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』では小説を書く際のアイデアについて、さらにそこからどう発展させて執筆するのかに悩んでいる人には参考になったのではないでしょうか。 この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所があれば、ぜひ記事を読むだけではなく、書籍を手に取

        • Webから応募できる小説新人賞まとめ|2024年下半期|monokaki編集部

          月日の経過が年々早く感じられるようになり、一年があっという間にすぎていきます。新年を迎えたと思ったら桜が咲いて散っていき、気温が高くなったり下がったりしていると思ったらすぐに梅雨がやってきて、暴力的な暑さの夏がやってきます。 世界で起きている様々なことや自分の生活。あまりにも目まぐるしい日々の中で、皆さんはホッとできる時間を作れているでしょうか? 気がつけば今年も5月となり、上半期も残すところ一カ月です。 上半期は小説が思うように書けなかった(読めなかった)という人もたくさ

        物語の屋台骨を支える語彙力「場面設定編」|monokaki編集部

        マガジン

        • pickup
          22本
        • 小説の書き方本を読む
          11本
        • Web時代の作家たち
          19本
        • 新人賞の懐
          15本
        • ものかき未満
          5本
        • エブリスタ便り
          15本

        記事

          物語の起承転結の流れを担うキャラクターの「能力」図鑑|monokaki編集部

           こんな文章から始まる書籍が、4月23日に日本文芸社から発売される。以前にもmonokakiで紹介した『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑 性格・人物編』の著者であり、現役の小説家である秀島迅氏による『プロの小説家が教える クリエイターのための能力図鑑』。  冒頭にはプロローグとして「物語における【能力】の役割とは」「印象に残るキャラクターのつくり方」「プロが秘密にしたがる 能力作品の執筆ノウハウ」というページがある。ここでは本書の構成内容と活用について説明

          物語の起承転結の流れを担うキャラクターの「能力」図鑑|monokaki編集部

          キャラクターにより深みを与える語彙力|monokaki編集部

           こんな文章から始まる書籍が、1月19日に日本文芸社から発売される。以前にもmonokakiで紹介した『プロの小説家が教える クリエイターのための名付けの技法書』の著者であり、現役の小説家である秀島迅氏による『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑 性格・人物編』。  冒頭にはプロローグとして「自分が創作したキャラクターに語彙力で〝性格〟を与える」「『行動・心理・言葉』でキャラクターを〝生きる存在〟として描く 」「さまざまな性格と人物表現で唯一無二のオリジナリテ

          キャラクターにより深みを与える語彙力|monokaki編集部

          Webから応募できる小説新人賞まとめ|2024年上半期|monokaki編集部

          どんな時代も当事者からすれば激動の時代だ、という当たり前のことをこの数年で強く感じるようになりました。世界的なコロナパンデミック(感染爆発)がおさまったかと思いきや、ロシアのウクライナ侵攻が起きて長期化しています。また、イスラエル軍によるパレスチナのガザ地区侵攻が起きており、世界情勢はかなり不安定です。そんな時に自分は何ができるのか、どう生きていくのか、世界はどうなっていくのか、と考えることが多くなってきました。 皆さんお元気でしょうか? 気がつけば今年も11月の後半となり

          Webから応募できる小説新人賞まとめ|2024年上半期|monokaki編集部

          空想世界で息づく者たちに名前という生命を吹き込む「名付けの技法書」|monokaki編集部

           こんな文章から始まる書籍が、11月1日に日本文芸社から発売された。以前にもmonokakiで紹介した『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』の著者であり、現役の小説家である秀島迅氏による『プロの小説家が教える クリエイターのための名付けの技法書』。先月発売された『中世ヨーロッパの世界観がよくわかる クリエイターのための階級と暮らし事典』と一緒に読んでみてほしい一冊となっている。  冒頭にはプロローグとして「空想世界で息づく者たちに名前という生命を吹き込む」「

          空想世界で息づく者たちに名前という生命を吹き込む「名付けの技法書」|monokaki編集部

          ファンタジー好きなら知っておきたい中世ヨーロッパの「階級と暮らし」事典|monokaki編集部

           こんな文章から始まる書籍が、23日に日本文芸社から発売された。以前にもmonokakiで紹介した『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』の著者であり、現役の小説家である秀島迅氏と、先ほど紹介した「はじめに」の文章を書いた世界史研究者であり、世界史にまつわる書籍を執筆している祝田秀全氏が監修した『中世ヨーロッパの世界観がよくわかる クリエイターのための階級と暮らし事典』。  冒頭に「物語創作で役立つ「中世ヨーロッパ」の基礎知識」「中世の世界観をつくるなら押さえ

          ファンタジー好きなら知っておきたい中世ヨーロッパの「階級と暮らし」事典|monokaki編集部

          あなたに「アイディア」の見つけ方を教えてくれる本|パトリシア・ハイスミス著『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』|monokaki編集部

          こんにちは、「monokaki」編集部の碇本です。 「小説の書き方本を読む」の第十回です。前回の保坂和志著『書きあぐねている人のための小説入門』では小説を書くということ、人間を書くということ、そしてストーリーとは何かを考えている人には参考になったのではないでしょうか。 この連載は取り上げた書籍の一部を紹介する形になっています。そこでなにか引っかかる部分や、自分に響いたという箇所があれば、ぜひ記事を読むだけではなく、書籍を手に取ってもらえればと考えています。 第十回はパト

          あなたに「アイディア」の見つけ方を教えてくれる本|パトリシア・ハイスミス著『サスペンス小説の書き方 パトリシア・ハイスミスの創作講座』|monokaki編集部

          書くこと、楽しむこと、公開した作品は完結させること|西原衣都 インタビュー

           8月3日からMBSをはじめとする各放送局で放送開始されるドラマ『結婚予定日』。この作品は西原衣都原作×ムノ漫画でマンガアプリ「マンガBANG!」で連載中の作品の映像化であり、元々は西原氏がエブリスタに投稿していた小説が原作となっている。  原作者である西原氏にご自身の作品や創作に対する向き合い方、さらにはコミカライズやドラマ化された作品について、メールインタビューでお答えいただいた。 一人で書き始めた不安を相談できる場所がエブリスタだった——これまでの読書体験や創作体験に

          書くこと、楽しむこと、公開した作品は完結させること|西原衣都 インタビュー

          キャラクターと話のキャッチーさがタイトルに表れる|「講談社女性コミック9誌合同マンガ原作賞」白土美帆子&川崎萌美&間陽

           講談社の女性向けコミックレーベル9誌が合同開催! 主に女性読者が楽しめるマンガ原作を幅広く募集します。  今回の募集の告知に合わせて、メインで作品を募集している3レーベルの編集者さんに、各レーベル毎の特徴やターゲット層だけでなく、コンテストでどんな作品を求めているのか聞きました。このインタビューを読むとどんな作品が求められているのかわかるはずです。興味が湧いたら書いて応募してみませんか? 応募開始は8月1日から、〆切は10月31日です。  今回は「パルシィ」の白土美帆子さん

          キャラクターと話のキャッチーさがタイトルに表れる|「講談社女性コミック9誌合同マンガ原作賞」白土美帆子&川崎萌美&間陽

          自分の書きたいものを書きたいという気持ちが強かった|梅澤夏子 インタビュー

           7月7日から日本テレビ系列でドラマ『癒やしのお隣さんには秘密がある』の放送が始まる。この作品は梅澤夏子原作×嶋伏ろう漫画でめちゃコミックオリジナルで連載されているマンガの映像化であり、元々は梅澤氏がエブリスタに投稿した小説『癒やしのお隣さん』が原作となっている。  原作者である梅澤夏子氏にご自身の小説やエブリスタで書こうと思ったきっかけ、さらにはコミカライズやドラマ化と広がっていく作品について、メールインタビューにお答えいただいた。 エブリスタの小説に熱中したのがきっかけ

          自分の書きたいものを書きたいという気持ちが強かった|梅澤夏子 インタビュー

          文章力を左右する語彙力|monokaki編集部

           こんな惹句が添えられた本が、本日日本文芸社から発売された。現役の小説家である秀島迅氏によって書かれたこの本のタイトルは『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』。  「文章表現は語彙力が9割」と題された冒頭では「”ヒトゴコロ”を描き切る」「”人間臭い”描写技法」「外見・動作・声質の特徴出し」「名作とは語彙力の賜物」の4つのパートでわかりやすく解説されている。そして、本編は6つのパートに分類されており、自分が知りたい語彙についてより簡単に見つけやすいものとなって

          Webから応募できる小説新人賞まとめ|2023年下半期|monokaki編集部

          コロナパンデミック(感染拡大)が世界的におさまりつつあり、この期間に新しく生活に根付いたものとそれ以前のものが融合して新しい常識になったりしていきました。時代というものはほんとうに変わるものだなと強く感じます。 皆さんはお元気でしょうか? あっという間に時間は過ぎていき、すぐに2023年下半期がやってきます。 上半期に小説が思うように書けなかった(読めなかった)という人もたくさんいるのではないでしょうか。こんな時は心機一転、新年に向けて執筆目標を立てて、次に進みましょう!

          Webから応募できる小説新人賞まとめ|2023年下半期|monokaki編集部

          子どもが本と仲良くなる最初の一冊を書いてみませんか?|「ポプラキミノベル小説大賞」 門田奈穂子&斉藤尚美&松田拓也

           2021年3月に創刊し今年で3年目に突入したジュニア文庫レーベル「キミノベル」。去年に引き続き今年も「ポプラキミノベル小説大賞」が開催されることになりました。  募集の告知に合わせて、どんな作品を求めているのか、現在のジュニア文庫の現状について聞きました。  小学4~6年生までがメインターゲットのジュニア文庫。謎解き、バトル、恋愛、ホラーなど広範囲のジャンルのエンタメ作品が刊行され、これをきっかけに本好きになる可能性が非常に高い本読みの入り口のひとつになっています。応募開始

          子どもが本と仲良くなる最初の一冊を書いてみませんか?|「ポプラキミノベル小説大賞」 門田奈穂子&斉藤尚美&松田拓也